【社長】2017年バンコクの旅

2017年も早くも1か月が終わろうとしています。そして2月3日は節分、そして4日は立春です。暦では春になります。日本の各地で、このころから気温は上昇に向かい、日足は伸び、木々もしだいに芽吹いてくるので、春の気配をどことなく感ずる時期になってきます。広島は、先日の14日15日、雪に見舞われ積雪になりました。市内でも年に1回か2回は雪が降り、今年もパニックになりました。こういう日は、事故災害がないように時間にゆとりを持って行動することです。

さて、ちょうどその時期、私は母を連れて、1週間余りタイのバンコクに行って参りました。バンコクにいる弟家族、孫たちに会わせるためと、向こうでお世話になっている大学の先生や、仲間、企業の表敬訪問のためであります。87歳の母ですが、体も足も弱り、タイ旅行は最後になるかもしれないということで連れて行きました。今回は、タイ航空で、福岡~バンコク直行便で参りましたが、福岡空港ではチェックインの際に、母の状態から車椅子をお願いさせていただきました。真冬の格好から、最高気温33度のバンコクに行くわけなので着るものも大変でした。とは言え、タイは今の時期、乾季でもあり気温もあまり高くなくとても快適に暮らせる時期のようです。空港では、出国審査、入国審査とも車椅子の方と付添いの方は、一般とは違う別の入り口から審査を受けるのでとてもスムースでした。これも初めての経験です。バンコクに着いたら、すでに空港関係者が車椅子を準備してくださっており、バンコク空港においてもとてもスムースに入国できました。昨年10月13日、タイのプミポン国王が亡くならました。公務員など1年も多くの国民が喪に服すとも言われており、旅行者である我々は特に服装に制限を受けることはありませんでした。地元タイ人は黒を着ている人は多いが、これは外国人には適応されていません。とは言え、弟からは黒の服を持ってきなさいということでした。お会いするほとんどのタイの方は、黒の服装であり、白シャツの方は腕に黒のリボンをつけていました。王宮にはプミポン国王の遺体が安置されており、連日、国民がお参りに来られるようで、お参りするのに6時間待ちと聞ています。それだけ、世界でも稀な70年という長きにわたり国王でもあり、世界でも最長の在位期間を誇るだけでなく、国民に愛される王であり、その敬愛のされ方ときたら、まるで父親のように国民からの尊敬を受けていたようです。バンコクには、もう何回行ったでしょうか、行くたびに街が急速に変わりつつあります。滞在中は、甥っ子や姪っ子と過ごし、また、大学の先生や仲間たちとは昔話をしながらタイ料理をたっぷり堪能し、楽しませてもらいました。 少し疲れましたが、母にとり、思い出のタイ旅行になったと思っています。